「春の遠足SKATEBOARDで」シリーズ

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耳に飛び込んでくる度に「また、その話かよ…」とヘルな気持ちになる言葉っていうものがいくつかある。
その筆頭に挙がるのが「青春」という謎ワードであって、どうやら世界中の方々はこの言葉が好きらしい。
数年前も“青春”を“性春”と書き換えたロックの曲がたいそう流行したし、探偵ナイトスクープには「青春ってなんのこと?」という依頼すら舞い込んでくるレベル。

 
新宿の“めだか”という居酒屋で「あの頃のうちらはマジで青春だったよね!」と語り合う女子大生らしい集団の隣で1人飲んでいたことがあるが、「いや、あなたがた、青春ってのは誰もそれに気づかないけれども、共有して、体験している瞬間のことを指すのであって、今あなたがたが喋っているのは、過去の懐かしい思い出についてですから!」と強く感じて席を立った。
そう思った理由は長い間わからなかったが、切ない気持ちでレジに向かい、1杯120円のビール数杯分の支払いを行い、店を出た。

今回紹介したい動画は、初出は2013年の5月くらいだったので、既にチェック済みの方も多いかもしれないです。だけど、最近お会いする方々で意外とノーチェックの方が多かったので「これはもしや、ストリートカルチャー界隈だけのブームだったのか?」と思い、紹介する次第。
内容をざっくりと説明しておくと…
卒業式を終えた中学生スケーターが、スケボーのプッシュのみで逗子から箱根まで向かうさまを収めたロードムービー。
ただ、それだけの映像にもかかわらず『ジャック』よりも『ウォーターボーイズ』よりも、はたまた『グーニーズ』すら超越する水準で「青春」が収められているのですよ…これが青春だな…と。

この映像を見て、あの時「お前らのそれは青春じゃなくて、懐かしい思い出じゃ」と感じた理由がわかった気がする。
彼らの中の誰ひとりとして「俺たち青春してるな」と言わないどころか、誰一人としてその瞬間が青春だということに気づいていない。(これはあくまで僕の推測でしかないけど)
だからこそ、この映像がこれほどまでに「青春」を強く感じさせるんだろうな、と。

そういうことですよ、飲み屋であった女子大生も、彼女たちにとっての青春がその時の思い出であることは、否定できない。
ただし「青春ってなんのこと?」って聞かれた時にその答えのひとつとして提示したいのは、彼女たちの経験談ではなくて、はたまた『グーニーズ』でもなくて、この映像作品だ。

とかなんとか、かっこつけた文章を書いてきましたが…
なんというか、そういう気分にすらさせられてしまう動画なのですよ!本当に素晴らしい!
ぜひ!ぜひ!ご覧ください!

春の神奈川県遠足SKATEBOARDで from asota on Vimeo.

 
 
いかがでしょうか?
下に埋め込んだ動画は、彼らがあれから1年後、またみんなで集まって春の遠足に出かけるさまを収めた映像です。1年でみんな大きくなるものですね。もう紛れもない大人の男の顔ですな…
こちらの作品もまたまた素晴らしい。
なんと、このブログでも取り上げた逗子海岸映画祭(その時の記事はこちら)で上映が行われていたそうです。
彼らに会いたかった…

春の遠足SKATEBOARDで2 from asota on Vimeo.

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