V/H/S ネクストレベル

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80点

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新進気鋭のクリエイターが集結し、ファウンドフッテージ形式で描かれたホラーオムニバス「V/H/S シンドローム」(2012)のシリーズ第2作。失踪した青年の捜索依頼を受けた私立探偵の男と助手の女は、調査のため青年が滞在していたという古い一軒家にやってくる。そこには大量のビデオテープと血痕が残されており、助手の女は手がかりを求めてビデオテープを再生する。しかし、そこに収められた映像は想像を絶する恐ろしいものだった。女はとり憑かれたように次々とテープを再生していくが……。参加監督は「サプライズ」のアダム・ウィンガード、「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」のエドゥアルド・サンチェス、「ホーボー・ウィズ・ショットガン」のジェイソン・アイズナー、「ザ・レイド」のギャレス・エバンスら。
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『V/H/S 2』めちゃくちゃ面白かったです!
1作目の『V/H/S シンドローム』がイマイチだった(そのときの感想はこちら)ので、正直あまり期待していなかったのですが、めちゃくちゃ面白かったです!
今作は
『サプライズ』で知られるサイモンバレット、アダムウィンガード
『ブレアウィッチプロジェクト』のエドゥアルド・サンチェス
『ザ レイド』で大人気、ギャレスエヴァンス
『ホーボー・ウィズ・ショットガン』のジェイソン・アイズナー
と、監督陣も前作と比べるとえらく豪華なので、それのおかげかなあ。(失礼

『V/H/S』シリーズおなじみ“忍び込んだ屋敷に残されたビデオテープを1本ずつ観ていき・・・そこで流されるVHSが、『V/H/S 2』で紹介されるそれぞれの作品”という構成を踏襲。
そのエピソードは『サプライズ』の脚本を執筆したサイモンバレットが監督。
公開後のトークショーでは「前作と同じ内容じゃん!」とdisられておりましたが、まあ同じチームの人ですし、ね。前作よりはスタイリッシュになっていたので好印象。
今作はオムニバスなので、いつもとは少し趣向を変え、それぞれの作品似ついて、簡単なあらすじと感想を記す、というスタイルにしようかと思います。

前作について記した時の記事は、オムニバスで紹介されている作品のうち2作品のみをピックアップして紹介(他の作品がイマイチだったので・・・)したので、それだけでも『V/H/S 2』のネクストレベル感は伝わるかと!
 
 
『PHASE I CLINICAL TRAILS』
(監督:アダムウィンガード 脚本:サイモンバレット)
ピクチャ 3
70点
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事故で左目の視力を失った男へルマンは、視覚野に人工器官をつける手術を行なう。無料で執刀してもらう代わり、その義眼に装着されたカメラから録画したデータを収集されることに。帰宅したヘルマンだったが、そこでは人が寝ているような膨らみの掛け布団。不気味な少女を目にする。混乱しつつも一夜を過ごすヘルマン。その翌日には、病院で目を合わせていた少女が家を訪ねるてくる。人工内耳を入れて以来、霊の声が聞こえるようになった彼女は。、ヘルマンに対し「変なものや人間が見えるでしょ」と告げる・・・彼らはどのようにしてその後を過ごしていくのか・・・
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『サプライズ』『ビューティフルダイ』でおなじみ、アダムウィンガード監督作品は、義眼をつけたことによって見えてしまった“見えてはいけないもの”の作品。
POVというスタイルに必然性を持たせたアイデアで1本!以上!
『ABCオブデス』のアダムウィンガードはイマイチ、メタというズルネタを仕込んできてイマイチな印象だったんですが、短編もしっかりおもしろいですな。
10年後のジェームズワン!大期待!
 
 
2本目は『A RIDE IN THE PARK』
(監督:エドゥアルド・サチェス、グレッグベイル)
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80点
この作品を観終えた段階で、『V/H/S 2』はいい!
2本連続で最高に楽しい!このライド感はハンパじゃないぜ!と思い始めました。
さて、あらすじとしましては
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彼女と仲良しの男マイク。早朝から、ヘルメットにGo Proを固定し、公園で自転車を乗り回していた。すると、ケガをした女性から突然「彼氏を助けて!」と声をかけられる。彼女の指差す方に向かっていったものの、その方向からはゾンビらしき集団が。とりあえず、助けを求めてきた女性を介抱しようとするのだが、その女性に頬を噛まれてしまう。必死に逃げるものの倒れてしまうマイク。偶然通りかかったカップルがマイクを助けようとするものの、今度はマイクがその男に噛みついてしまう。ゾンビと化してしまったマイクがとる行動はもちろん・・・
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この作品もPOVというスタイルに必然性を持たせるアイデアが面白い(Go Pro流行ってますしね)。
それに加え、ゾンビ化した後も、そのカメラは作動している(=ゾンビ視点の映像)というアイデアも面白い。
短編ですし、これくらいの飛び道具的なアイデアがあった方がばっちりはまった面白い作品。(これ以上の分数で観たいとは思わなかったけど・・・)
ゾンビものとしても新しいアイデアで、なかなかアツくなれました!
 
 
そして3本目は『SAFE HAVEN』
(監督:ギャレスエヴァンス)
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95点
2作品目で「最高に楽しい!」とアガっていたテンションはここで最高潮。この作品はホラーオムニバスものの中でも間違いなく最高峰!
まず上に載せた画像がかっこよすぎるでしょ!
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新興宗教「天国の門」を取材することとなったクルーは、森の奥深くにたたずむ施設を訪ねる。そこには多くの子供をはじめとした信者たちが生活している様子。信者から父と呼ばれている司祭を取材していたクルーはさまざまな異変に気づく。異変が起こっている中、司祭は突然「時間だ」と口にし、その時が来たことを施設内に放送で伝える。すると、信者は自分の頭を拳銃で打ち抜き、打ち抜かなかった者は殺され、子供たちには不穏な液体を口にする。そんな地獄絵図の中、クルーはそれぞれ逃亡を図るが、阿鼻叫喚の結果に。そこには果たして何が・・・
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勘のいい方は、このあらすじで気づくかと思うのですが、明らかに「人民寺院」を意識した作品。『愛のむきだし』のラストの施設描写+怪獣映画といったハイカロリーな要素がばしばしと詰め込まれた作品でして、これはこれは良かったです。
男女間の怖さから、宗教の怖さ、集団心理の怖さ、怪獣(圧倒的強者)の怖さと、あらゆる怖さが詰め込まれている作品。カオスな感じが素晴らしい。オチは、実にしょうもないのですが、あのオチもこの作品のキチガイ感を加速させ、素晴らしい。
2作品目の『A RIDE IN THE PARK』とは逆に、このアイデアで100分くらいの作品が観たいものです!
俺が大金持ちだったら出資するのに・・・
しかし、新興宗教の団体名が「天国の門」って映画界的にどうなんだろうか・・・

人民寺院を題材にした映画はこちら
 
 
ラストを飾るのはは『SLUMBER PARTY ALIEN ABDUCTION』
(監督:ジェイソン・アイズナー)
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30点
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両親が出かけ、家に友達を呼び、大騒ぎする子供たち。悪友たちは、家の前にある湖で泳いだり、お姉ちゃんのセックスシーンを盗撮したり、いたずらの限りを尽くす。そして、夜になった彼らに強烈な音と光が・・・そこにはグレイ型のエイリアンが居た・・・
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ああ、これは面白くなかった・・・
一応、自身の幼少期のトラウマ体験を参考にしたと・・・
そして、子供向けの動物視点ホラーを撮りたかったそうなのですが・・・
こ、こわくないよぉぉぉぉぉぉ・・・
面白くもないよぉぉぉぉぉぉぉ・・・
 
 
ラストの作品はイマイチでしたがそれぞれの作品も、全体の室も1作目に比べ、圧倒的な底上げ、進化をとげていた『V/H/S 2』心の底からおススメです!

ちなみに、僕が鑑賞した回は『ゾンビ映画大事典』でおなじみの伊藤美和さん、『TRASH-UP』でおなじみの屑山屑男さんのトークショー付き。
『V/H/S シンドローム』で監督をしていたタイウェストの新作『The Sacrament』の話や、どこから出てきたのか失念してしまいましたが『Treerevenge』や、たいそう評判のよろしくない『DEVIL’S DUE』の話を聞けて、ちょっとお得な気持ちに!
トークショーの内容、詳しくはホラー通信さんでまとめられているので、そちらをチェック!

あ、POVなので、酔いやすい方はご注意をば!
しかし、ホラーファンならばおススメです!
彼女と観に行けるレベルの残酷具合ですよ!デートムービーにもおすすめ!

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