スリーデイズ・ボディ 彼女がゾンビになるまでの3日間

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75点

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生ける屍へと徐々に変貌していく女性の恐怖を描いたサスペンスホラー。母親と2人暮らしの女性サマンサは、ある夜、パーティで出会った行きずりの男と関係を持つ。その日から体が変調をきたし、サマンサは性病にかかってしまったのではと思いこむ。しかし、体に起こる異変は生やさしいものではなく、髪は抜け落ち、目は充血し、体が腐敗していく。サマンサはなんとかして症状を抑え込もうとするが……。主演は人気ドラマ「CSI:ニューヨーク」や「コールドケース」にゲスト出演もしているナジャラ・タウンゼント。
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物語は、あらすじの通り、一夜のセックスで何らかのウイルスに感染したレズビアンがゾンビに完全変態するまでの3日間を描いた。というもの。それ以上のことはなにもなし!
かわいい女の子の髪が抜け、爪がハゲ、性器からは大量出血&虫の出現。はたまた吐血と、とにかくそのさまが可哀想で可哀想で・・・
ほんといやな気持ちになる映画だったよぉぉぉぉぉぉ。
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パーティで男性陣からしっかりと声をかけられる女。彼女が主人公。
結構モテてそう。だけどレズビアン。花のデザイナー?(假屋崎省吾的な・・・)になりたいが、飲食店のバイトで生活費は稼いでいると言うかわいい女の子。

女は、パーティで友人に酒を飲まされ泥酔してしまう。
レズビアンのはずなのに、何故か男とカーセックス。
ほどほどに拒みはしたものの、ノーコンドームでヤっちゃう。

レズは「彼氏」とうまくいっていない様子。一緒に暮らしていた家を追い出され、キリスト教信者のお母さんと暮らすことに。セルフハームとか、薬に手を出してしまったことのある娘に対し、ついつい小言を言い過ぎてしまうお母さん。

男とセックスをして以来、体調がおかしいレズ。
バイト先の飲食店で客の注文を取ろうとしたものの、幻聴が聞こえ、トイレに駆け込んでしまう。するとプッシーから大量出血。

これはヤバい性病かと思い、病院へと向かうレズ。
下半身の発疹を見た医者は性に開放的な女だとレズを判断。鼻風邪と、感染症だと診断し、発疹のでている箇所に塗るローションを処方。

翌日、まったく体調は良くならない。(なんてったってゾンビ化してるんだからね!
目は真っ赤になり、髪は抜け落ち、爪は剥げ、プッシーからは虫が出てくる始末。

それと時を同じくし、警察が昨日のパーティに居たある男を探していることを友人からの電話で知るレズ。なぜ警察が彼を捜しているのかはわからないものの、男と接触を持った人から聞き込みを行なっているとのこと。

警察に行って(その男とセックスをしたという)話をすると、関係が悪化している「彼氏」に、その事実がばれるかもしれない。ばれた日にゃ絶対に嫌われるからと、頑なに警察に行こうとしない女。

自分の姿のあまりの変容にどんどん不安になっていくレズ。どんどん下り坂を駆け下りていくレズ。
夢である花デザイナーの足がかりになりそうなコンペを勝ち抜くも、受付でIDと顔があまりにも違うからという理由で出展を断られてしまう。本当に災難続き。

災難はまだまだ続く。
友人伝いで、レズ女が男とセックスをしたという事実を知る「彼氏」。
弁明しようとレズ女は「彼氏」の家に向かうも、話すら聞いてもらえない。感情が高ぶってしまったレズ女は、少しだけ開いたドアから「彼氏」の家に侵入し、首を絞め、彼氏を殺してしまう。

「彼氏」に情報をリークした友人のもとへ向かうレズ女。友人に馬乗りになり、頸動脈をガブり。殺害。

なにか寂しくなってきちゃったレズ女は、その女を隠した後、はじめのパーティの頃からすっと声をかけてきていた男を呼び出す。

これはチャンス!と早速駆けつけるバカ男。会うなり、即座にキス→挿入。
レズ女のあまりの濡れっぷり(血)と数の子天井(膣内でうごめく虫)に酔いしれていたが、虫を見てしまう男。速攻でチンコを洗いに、シャワールームに。シャワールームには友人の死体が。吐きまくる男。殺される。

車をぶっ飛ばしながら、お母さんに電話をかけているレズ女。
精神が不安定になりすぎて喧嘩ばかりしていたお母さんに助けを請う。
小言ばかり吐いていたお母さんも娘のあまりの事態に最終的には味方になってくれる。「迎えに行くからその場で車を止めて」と指示。

しかし、車はアクセル全開。何かに衝突して停止する。
車から降りるとそこには、警察とお母さんの姿が。

娘に向かって「お母さんはこっちだよ。」と声をかけるものの、娘はその時には完全にゾンビになってしまっていた。実の母親を喰ったところで終了
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というのが、話の大まかな流れです。

ゾンビ映画だと思って観にいったものの、ラスト10分まで“喰う”描写が無く、ちょっと拍子抜けでしたね。中盤は延々と人間が人間でなくなっていくさまを見せつけられるのはしんどかった・・・(ま、そこがこの映画の大切なところなのですが)
 
 
よかったところ
○ラストシーンのすっきり感
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車・民家の建ち並びかた・家族が家族を襲うという3点はきっと『ドーンオブザデッド』に目配せしてのものなんでしょうな。
いやまあ、それは置いておいても、ようやく融解しそうな家族の関係が一瞬にして崩壊するという絶望的なラストはアがりました。(あ、韻ふんだ)

○お母さんのおせっかいな母演技
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これまで観てきた映画の中でも指折りの「お母さんリアリティ」
ああ、母親ってこういうとこあるよな、と。実家でセックスしたときに彼女の喘ぎ声にケチをつけられ、大げんかという経験のある私には刺さるセリフもありました・・・

○レズの女の子が可愛い
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主演のナジャラ・タウンゼントがまあ可愛い。
ちょっとだけだけどレズシーンもあって良かった。

よくなかったところ
×こなれた演出をしようとしたのか・・・?
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花が枯れていくさまと人間が人間でなくなっていくさまを対比して見せようと言うアイデアはありきたりかなあ
「最後の一葉」じゃないんだから・・・

×ノーおっぱい・・・
この映画の内容だったら、おっぱいは見せてくれてもいいでしょう。
感染に至るセックスシーンはエロく撮った方が、よりいやーな感じが際立ちますし。
きわどいシーンはあるけど、乳首は出さない。これは良くない!
 
 
しかし、こういったジャンル映画に登場する神父の名前って「サリバン」率が高い気がしますね。『ファーザーズデイ』しかり、『ブッチャーボーイ』しかり。
今作で、娘の状態を心配に思ったお母さんが連れてきた神父も「サリバン」。ちょうどいい具合に能無し感が演出されていて(キリスト教disがかまされていて)笑いましたよ!

あと、あれですね。
セックスによる謎の病気の感染と言うアイデアは、『汚れた血』の 愛のないセックスによって感染する奇病「STBO」を思い出しました。
「謎の感染症」の使い方としては、『汚れた血』の方が数段上手だったなあ・・・

ちなみに撮影にはREDが使われていたようです。
あのパキッとしたデジタルカラーで映される血の描写はなかなか今までに無い色感覚で僕は好きでした。

さてさて、この感想を書いたあとに、みなさんのレビューはどうなんだろ・・・と思い、軽くググってみたところホラーショックス[呪]さんのレビューがヒットしました。

よかったところ↓
* ツキのないレズ女が生きたまま腐敗していくという単純プロットはおもしろい
* 演技もいい
* グロメイクもいい
* 脚本うまい(途中まで)
* ゾンビ映画といっていいのかよくわからないが、おもしろければいいじゃないの

悪かったところ↓
* エンディングがつまらない
* よくある低予算ホラーオチになってしまいました

と、僕の感じるよかったところと、ホラーショックス[呪]さんの悪かったところが一致!(俺のセンスが悪いのだろうか・・・)
なので、皆さんはどう感じるのか、是非鑑賞していただきたいものです。
これもホラーショックス[呪]さんからの引用なのですが、

見て損したってほどでもないんで

(←超共感!)
おすすめです!

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