大脱出

escape_1

78点

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アクションスターの2大巨頭、シルベスター・スタローンとアーノルド・シュワルツェネッガーが共演し、最新のセキュリティで固められた監獄から脱出を図る男たちの姿を描くサスペンスアクション。世界屈指のセキュリティ・コンサルタント=脱獄のプロとして名をはせるブレスリンは、何者かの陰謀により犯罪者の汚名を着せられ、一度入ったら絶対に出られないことから「墓場」と呼ばれている監獄に入れられてしまう。その監獄の設計にもかかわっていたブレスリンは、自分を罠にかけた組織の陰謀を暴くため脱獄計画を練りはじめるが、そんなブレスリンの前に、凶暴な囚人たちを束ねるロットマイヤーが現れる。
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今回のブログではところどころネタバレしてます。注意!

地検の取り調べ中に逃亡していた強盗・強姦犯、あっさりと捕まりましたね。
警察のお世話になったことがある身としての実感ですが、逃亡って尋常じゃない根性と度胸がいりますよ。実刑がほぼほぼ間違いない状態であれば、なおさら。
逃走なんてした日にゃ求刑通りの判決になる可能性がほぼ100%でしょうし。
くわえて、ただでさえ先の見えない留置生活で心身ともに疲弊して、そんなことまで考える余裕がない、というのが一般的な人間の思考。
そういった意味で川崎の強盗・強姦犯は尋常ならざる根性、度胸、覚悟があったんだなあ、と思います。不謹慎ですけどね。

とはいえ、この映画のスタローンとシュワルツネッガーに比べれば川崎の逃亡犯なんて笑止千万!!!
なんてったって、彼らは脱出が不可能とされている“墓場”からばっちりと脱出するわけですからね。
しかも、最後には“墓場”のボスを大爆発させてですよ!
さすがだぜ!(早速のネタばれ!ここからもところどころネタばれしておりますよ!

話のざっくりとした流れとしては
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スタローンは、刑務所の管理体制を調べ上げることを生業としているプロの脱獄家

そんな彼の元にCIAの弁護士が仕事を持ってくる。民営の刑務所について調べて欲しい、と。

報酬が超高額だったということもあり、脱獄集団の社長は仕事に乗り気。まわりは刑務局以外からの仕事を怪しみ、慎重派。スタローン本人は自分の腕を試せるからと乗り気。

結局、仕事は受けることに。ただし、刑務所長に伝えるとその場で身柄を解放してもらえるという避難コードを教えてもらった状態で。

ミッション開始!

早速,連れ去られていくスタローン。ただし、あまりにもやり方が乱暴。目が覚めるとガラス張りの部屋。刑務所長から刑務所の内規について説明を受けているタイミングで、あまりにもおかしいと感じたスタローンはその場で避難コードを口にする。しかし、またく通用せず。

中に収容されている人は半端じゃない数。
所内の放送でスタローン(ポルトス)の名前が呼ばれる。それ以来、シュワルツネッガーが異様に親しく接してくる様に。

ふたりは結託。それ以来、着実に脱出にむけての歩みを進める。しかし、その刑務所は海上の施設であることが判明。(このあたり、スタローンが脱出を諦めかけたりと、結構な時間が割かれます)

刑務所長は、マンハイムという男を追っているらしいことが判明。スタローンは、シュワルツネッガーからマンハイムの情報(嘘)を仕入れ、それを刑務所長に売ることで保身をはかる。

ざっくりとした位置を知るためにスタローンは六分儀を作成。

仲間内に引き込んだイスラム教の男“ジャベド”。彼はスタローンとシュワルツネッガーの脱出をチクるかわりに、屋外でアッラーにお祈りをする権利を獲得する。そこで先ほどの六分儀を利用し、緯度が判明。

判明した緯度をもとに現在いる位置はモロッコ沖だと確信するスタローン。モロッコなら貸しをつくっている相手がいるというシュワルツネッガー。

また、スタローンはその間に医師とも結託。医師にはネットで外部と連絡をとってもらうことに。結局、シュワルツネッガーの知人にある時間に船上まで来てもらい、引き上げてもらうという脱出プランをとることに。

お待ちかねの銃撃戦の後、ふたりそろって、脱出に成功。ヘリによって海岸線まで連れて行ってもらう。するとそこに待っていたのは仕事を依頼してきたCIAの弁護士。

実はそいつはシュワルツネッガーの娘だということが判明。スタローンのポルトスと言う偽名を聞いた時から、シュワルツネッガーはスタローンの招待について知っていたと。そして、スタローンを売っていたのは彼が勤めて?いた会社の社長。彼に対しても、仲間たちと復讐を果たした所で話はおわり。
——
という感じ。
スタローンが、刑務所の警備体制を調べるため、潜入→脱獄を図るその筋のプロという設定。
それによって物語に面白味を加えているので、スタローンやシュワルツネッガーから安易に想像してしまいがちな「おばかアクション」というよりは、「ちょっと知的&社会派なアクション」って感じですかね。
しかし、スタローンもシュワルツネッガーもインテリキャラとは、なんとも乗り切れないというか、笑っちゃいますな・・・!


物語の本質的なテーマは私の最も好きなアニメ「炎の転校生」と似通っているところがあるのではないか?
ということで貼ってみました。

 
 
よかったところ
○スタローンとシュワルツネッガーのW主演!escape_2
誰がなんといってもこれでしょう!
いやあ、人生の酸いも甘いも経験した(スタローンはロッキーの大コケと暗い過去、シュワちゃんは謎の政治家時代と例の不倫事件)、アクションスター。
良きライバル同士である2人ですしね。この2人が同じ画面に映っている時の画力はとにかくすごい!
それを見られるだけでこの映画にしっかりと価値はありますよ、ほんと・・・

○演者をかっこよく見せる演出
ピクチャ 7
お約束的な、シュワルツネッガーによるぶっ放しシーンの前には、シュワちゃんの眼光をスローモーションで見せてくれる!
映画史上に残るスローモーションのかっこよさ。

○ラストカットはフリーズ
画像は見つけられなかったのですが、ラストのカットは動画がばちっと止まって終わり、というもの。最後をばっちり止めてくれる映画(汚れた血とかゼイラムとか)好きなんですよ・・・

○真面目に考えられているっぽい刑務所内での拷問
ピクチャ 5
刑務所の懲罰のひとつとして、半端じゃない光を当てられるというものがあります。
バカっぽい懲罰ですが、これ、きついんですよね・・・
刑務所内って本当に暗いので、明るさには弱い・・・

よくなかったところ
×あまりにも荒唐無稽な刑務所の設定
かと思えば、アホみたいな刑務所の設定もあります。(むしろその方が多い)
非常用電源も用意していないし、電源管理者のPWは設定されていないし、身体検査もしていないし・・・
少なくとも脱出不可能を売りにしている刑務所の管理体制じゃないよぉぉぉぉぉぉ・・・

×アクション成分はうすめ
決してアクションシーンが少ないというわけではないのですよ・・・
ただ、もう少し爆発とかドンパチが見たかったす。ま、この辺りは好みの問題かと。

×キャラクターの掘り下げが浅い
これ、見た人は誰もが感じると思うんですが、刑務所長がなぜあの地位に立つことになったのか、シュワちゃんはなぜ捕まってしまったのか、脱出を手助けしてくれた医者のあの後は?とか、事細かに説明しろ!とは思いませんが、解読の手がかりが一切提示されたいないのは、なんだかなあかんであります。まあ、これも好みかな・・・
 
 
いやあ、ばかばかしいところもありますが、基本的には「知的な正統派アクション」として最高でしたよ!
男らしさを存分に詰め込んだ仕上がりにはアガらざるをえないというか。
なんてったって、ロッキーとメイトリックス大佐の競演ですからね!こりゃ勃起もんですよ!

そして、スタローン、シュワルツネッガーの体を見ると、貧者な俺ですら(だからこそ)筋トレせねば・・・という気持ちになるものです。
筋肉アカデミーのサイトを帰りしなチェックしてしまったほど!(まだ何も実行はしていませんが・・・

ピクチャ 8
あ、最後にはしっかり爆発も見せてくれるよ!
期待にしっかりとこたえてくれる!さすが!

まだ、今年映画館に行ってない人は新年1発目の映画としてどうでしょう?
絶対に嫌な気持ちにはなりませんから!!!おすすめ!!!

(書き忘れたので追記)
今作を見て少しでもスタローンに興味が湧いた方で、まだ「デスレース2000年」を見ていないという方がいたら、すぐにTSUTAYAへGO!
大陸横断レースの素晴らしい映画ですよ!

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