愛すべき死体映画批評 〜死体はなぜ現代日本から忽然と姿を消してしまったのか〜

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いやあ、なんともいい書名ですね!!!!!
などと書いてしまう不健全なブログですが、本年もよろしくお願い致します!!!
(ブログ上での今年もよろしくお願いしますライクな挨拶は何日まで続けるのが一般的なのでしょうか?とりあえず三が日は使っておこうと思っています。媚び。)
いやはや、今年もよろしくお願い致します!!!

新年の抱負としましては、去年と同じような更新を続けるだけでなく、イベントの話とか、本の話とか、音楽の話とか、映画に少しでも関連のあるものは紹介していくことで飽きられないようにしよう!という次第であります。
ということで、その1発目として取り上げるのは、タイトルにもあげたとおり「愛すべき死体映画批評 〜死体はなぜ現代日本から忽然と姿を消してしまったのか〜」ですよ!まずは本!!

書籍の編集を生業にしていたものの、長文で本についての感想を記した経験が無いので、探り探り書いていきますね・・・お付き合いいただけますと幸いです!


最近Twitter経由で知り合った方に中野ブロードウェイの面白さをご教示いただて、早速足を運んでみました。そこで初めて入ったお店がタコシェ。
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なんとも“杉並区”と言った感じのお店!

いや、中野ブロードウェイ最高!超楽しい!これまで「萌え」の巣窟かと勝手に高を括っていた俺のばか!といった具合でして、映画関連のグッズはあるわ、本屋もアツいわ、吾妻ひでおの作品も置いてあるわ、なんやかんやと、4,5時間は滞在してしまいました。

さて、上にも書いた自主制作の本やジン、一般流通にのらない書籍、インディーズ系の映像を中心に取り扱っているお店“タコシェ”。取り扱っている本は、どれも熱量が高くて最高。
なかでも僕の心をつかんで離さなかったのが「愛すべき死体映画批評 〜死体はなぜ現代日本から忽然と姿を消してしまったのか〜」で、これは紹介するしかないぜ!というわけです。

書名は過激ですが、テーマは
“死というものは、避けようもなく、人生最大の災厄であることを認めながらも「心の底ではわれわれは、自分が死すべき運命にはないと思っている」”という事実。それは、言い換えると生に対しての逃避とも言える。
そのひとつの理由に“共同体の空洞化によって、親族の亡骸に接する機会も少なく、死体のない生活が常態となった都市”では、死を直視できないことがあるだろう。
だからこそ、即物的な死体を映像というメディアの力を借りて、直視することで、死(=生)について考える。そしてさまざまな映画・TVプログラムを引き合いに出すことで、それぞれに描かれた死に対しての多様な眼差し・考え方を紹介した本です。

いたって真面目な姿勢で書かれた書籍。
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ただし、中身はやっぱりハードコア!

『死体解剖医ヤノーシュ』での主演、ヤノーシュの発した言葉を最後に紹介!
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「私はここへ初めて来た時、命の誕生と死がいかに違うか驚いた。そこで私が見たものは死体だった。人生の終着点だ。私の死生観は変わった。死者も以前は私と同じ生身の人間だったのだ。私は自分の死を想像しながら彼らを扱う。」
当事者だからこそ発言できる普遍性のこもった一言。
こういった事実に触れられるのも映画の魅力のひとつだと心の底から思います。
“主人公に感情移入できなかった”という安易なdisで、作品を批評した気分になっている某有名ライターにも是非呼んでいただきたい一冊でした。おすすめです!

発行している蛆虫プロダクションさん(ホームページはWeb2.0感のあるイルでドープなスタイルで最高です)からは、この他にも
「愛しの殺人映画批評」
「I LOVE 自殺映画批評」
「ザ・大惨殺」
を発行されているとのこと。こちらも読んでみます。
同人誌ということで、A5判 54P/500円と単純計算するとコスパが悪く思えるかもしれませんが、読み終わったあとの満足感が大切でしょう!おすすめです!

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