Hiphop is coooool!!! 映画に負けないクールなヒップホップビデオ5選

クリスマスですね。僕は予定と言えばPerfumeのライブくらいしかありません。
さて、今日は特集めいたものを書いてみようかと思っています。

というのもドキュメンタリー映画『自由と壁とヒップホップ』にえらく感動して、このブログを始めTwitteや会社、友達同士の飲み会など・・・いろんな所で宣伝しているのですが、映画好きの方に話してみても、そうでない方に話してみても、あまり反応が芳しくないんですね。
なんでなんでしょう。
その理由の一つとして(僕の魅力を伝えきれないべしゃりの技術はもちろんのこと)“ヒップホップ=「悪そうな奴はだいたい友達」”といったネタ的な捉えられ方が、あまりにも多くの人に蔓延してしまっているからだと思うのですが、どうでしょうか?

hiphop

それと同時に、意外とヒップホップファンと映画のファン層ってかぶっていないのでは?という疑いも持ちまして、
「いやいやヒップホップって映画ばりにクールなんだぜ!とりあえず見てみなって!」と家に来た友達にYoutubeの動画を見せつけるような感覚でかっこいい映像を紹介できればと思い、今回のような企画を打ち立てたわけであります。
そして普段ヒップホップに興味の無い方にも興味を抱いてもらえるように「ライフハッカー」的なタイトルにしました。いわゆる意識が高い感じのタイトルですね。
5選にしようか、7選にしようか、はたまた10選にしようかというのは、ちょっと悩んだのですが、5選であれば「さてさてどんなもんかチェックしてやろうじゃないの」と思いたって、30分もあれば全てを見ることが出来るので、みなさんの「聖夜」の邪魔にならんだろ、という思いがあります。

前置きはこのあたりまでとして、タイトルにもあげた通り、Hiphop is coooooool!!!
もう、どんどん見ていきましょう。

○やべー勢いですげー盛り上がる/stillichimiya

タイトルの出し方、無駄に細かいカット割り、あふれ出る手作り感に、いわゆるB級映画らしい魅力が詰め込まれいて魅力的。微妙な爆発シーンもあってアがる!
映画で言うと『ゼイラム』のようなかっこよさ。
ちなみにこのMVを制作しているのもstillichimiyaのメンバーでして、スタジオ石というユニット名で映像の活動も行っています。
詳しくはこちらのインタビューに。
MVに“物語”を描くスタジオ石
http://www.rollingstonejapan.com/music/studio-ishi/
 
 
○ICE ICE BABY feat. JOY McRAW/ZEN-LA-ROCK

2013年から振り返った90年代の世界。
いかに女の子をかわいく見せるかに狙いを絞った映像は、さながら森谷司郎の『放課後』!もしくは大林宣彦『セーラー服と機関銃』!
 
 
○CITY LIGHTS/やけのはら

“何も起こらないけど世界は美しい”的な世界観に包まれた映像ですねー。
ホセ・ルイス・ゲリン「シルビアのいる街で」のようなため息の出る耽美な感じといいましょうか。
 
 
○Still the motto/CJ Fly

基本的にドライブしているCJ Flyを映しただけのMV。それでも画面が保たれているのは、黒人の絵的な強さ、そして編集の巧みさ、美しい映像トーンかと。ワンシチュエーションをうまく見せているという意味で、映画に例えると「おとなのけんか」かなあ。
 
 
○Rock Box/RUN D.M.C

最後に紹介するのはこれで。司会役の前口上、物語以外の世界(TVの中)がMVに挿入されているあたりは『ロッキーホラーショー』みたいかと。
たしか世界ではじめて放映されたMV(グランドマスターフラッシュの「The Message」と悩んだのですが間違ってたらご指摘ください・・・)という点ではヒップホップのMVにおける『月世界旅行』のような一面も。
 
 
さて、いかがだったでしょうか。
いやー、5選だと少し少なすぎましたかね・・・カロリー不足な気も否めないですが、5選にしては最低限の種類のヒップホップ、そのMVを紹介できたかと思います・・・はい。
映画好きのみなさん、そうでないみなさんにも「ヒップホップもそんなに悪いもんじゃなくね?」と思っていただければ嬉しいです!!!
少しでも「なるほどね」「悪くはないな」と思っていただければ、今すぐヒューマントラストシネマへ!そして『自由と壁とヒップホップ』をチェック!
まじでおすすめ!!!

さてさて、こう僕がヒップホップのMVと映画を比較した文章を書くと「全然違うもんだし、比較してもしょうがなくね?」というツッコミもあるかと思うんですが、あながちそうとも言えないよなあと個人的には思っていまして、
ご存じの通り、ヒップホップはもともと黒人音楽だったわけで、1980年代前半までは、いわばアンダーグラウンドなものだったんですよね。
なんで、低予算で制作するしかなくて、映画のようにセットを組んで撮影するなんてもってのほかだったわけですよ。
だから、街中でゲリラ撮影をしたり、ストリートをバックにラップして自分の表現をフィルムに焼き付けたり、さまざまな方法でストリートのリアル・自分の表現を伝えようとしていたんですね。
こういった出自は、いわゆるヌーヴェルヴァーグの撮影方式、環境とごく似ているような気がするのですよねー、金はないけど、かましてやるぜ!どうだすげーだろ!ってテンションが。
また、低予算だからこそ創意工夫を光らせるもので、ヒップホップのMVでは、さまざまな映像へのチャレンジがいま現在も繰り返し行われておりまして(日本だとアホな走り集でおなじみの大月荘氏がYAVAY!)、そういった、低予算だからこそ発展してきた歴史は、ゾンビ映画をはじめとするジャンル映画やんけ!といいますか。
こういう面倒くさい思い込みもあるわけです。

ともあれ、今回の記事は「いやいやヒップホップって映画ばりにクールなんだぜ!」ってことに共感を抱いてほしい!
そしてあわよくば『自由と壁とヒップホップ』を観に行ってほしい!という思いから書き始めた、いたくマスターベーション的な内容ですので、読み飛ばされがちだろうな・・・(悲しい!)とも思うんですね。
でも!書く!「ヒップホップって映画ばりにクールなんだぜ!」

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