ハッピーアイランド

ハッピーアイランド

happy
画像が小さくてすみません

75点

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雑誌の付録DVD撮影の為、4人の男、1人の女が高放射線による規制地域に忍び込む。目新しいものがない道中に飽々としていた彼らだが、しばらく歩いていると山の上に一軒家を見つけ、安易に家の中に立ち入ってしまう。そこで、彼らを待っていたのは、昔よりその土地で診療所を営んでいたという冴えないおじいさんだったのだが、そのおじいさんの正体は・・・
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医師であり、格闘家という異色の肩書きを持つ清川隆監督による初長編作品。2012年にシネマート新宿で公開されていたそうだが、その時は未チェックで、今回のカナザワ映画祭2013で初見。

映画冒頭は、取材陣が忍び込むという設定から、ありがちなPOV方式の撮影かー、と残念な気持ちになっていると、いつの間にやら引きこまれてしまった。

こんな恐ろしい映画は映画館に立ち入り禁止だ!臆病者は見るな!期待の新人監督枠は一般公募作から選ばれた恐怖の田舎ホラー!!監督は医者、兼格闘家なのに映画監督にもなりたい欲張りさん清川隆!!ウィリアム・キャッスル考案の”フライト・ブレイク”上映方式+ショック死した場合の1,000万円死亡保険適用爆音上映!!

という煽り文通りのショッキングホラー(+コメディ)。実際の上映の際も2名が途中退室、1名が医務室にという現実味溢れる描写の数々がとにかく恐ろしい。
それを裏地付けているのは、監督の本職が医師であるという事実ですね。
医者だからこその吐瀉物のリアリティ(しっかりと麺が入り込んでいる吐瀉物)、取り出される骨、臓器1つ1つの生々しさ、実際の手術器具を使用した拷問シーンは、そりゃ耐性がない人は気持ち悪くなるだろうな・・・

よかったところ
○医者であることによる殺人道具の怖さ
例えば
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こんな器具で目を開きっぱなしにしたうえで、コルク抜きで目ん玉をえぐりとったり

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腹黒さを調べるために、こんな器具をつかって、皮膚をバチバチと切り取り、肝臓を取り出してみたり、
名前もわからないような器具で背中の皮膚をペローっと剥いだりする
といった、フレッシュな恐怖描写

○日本映画史上に残るキチガイ殺人鬼・・・

よくなかったところ
×ラストシーン、殺人鬼が新宿に立ち、ワインを飲んでいるカットは、意味が分かりやすすぎて確実に蛇足

×ミキシングが雑。一部の音を突きたいという意図はわかるけど、あれだとただただ耳が痛い・・

×ナチュラルボーンシリアルキラーであれば、あそこまでよく逮捕されなかったなあという1点のみながらリアリティの欠如。彼がああなってしまった信仰や物語を絡ませるくらいは、やってもよかったんじゃないかなと思ってしまう(ただ、キチガイっぷりを出すためには今のままでもいいのかも)

医者であり、格闘家、そして、映画監督というキャッチーな肩書きに嫌悪感を感じてしまう人もいるかもしれないけど
「こんな医者いたら嫌だわー、あ!でもこれ医者が撮ってる映画じゃん・・こんなこと考えながら手術器具とか触ってんのかな・・まじやめてくれよ・・病院行ってあの監督に診療されることがあれば、俺は絶対に全力疾走で逃げるぞ!」と現実と映画を混濁させてしまう浮遊感も作家性だなあ、と好意的に感じ取ってます。
医者独特の殺人道具使いによるフレッシュな恐怖描写がとにかくよかったので、この点数で!

2012年/日本 時間不明
監督:清川 隆
脚本・撮影・出演:メモ取れず不明

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