カナザワ映画祭 1日後

やっぱり遠出をすると何かしらの事件は起こるもんですね・・
まず、出発日前日に18時から24時まで飲み続け、終電を逃してしまったことで、待ち合わせに寝坊し、想定より2時間ほど遅れて新幹線に乗り込んだ時点から、カナザワへの道程は始まりました。

東京から北方向に向かって行く新幹線はどれも全車両完全禁煙で、喫煙者にとってはなかなかしんどいものがあります。終始、中年ジャンプこと『漫画ゴラク』のクロスワードにトライすることで、煙を欲する気持ちを逃がす逃がす。

 

越後湯沢で乗り換え。

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温泉街らしく、駅前には足湯があったので、ビールを片手に入浴し、足のむくみを逃がす逃がす。(前日は巣鴨〜板橋区の某駅まで歩くはめになってしまったので・・・)

ここからは、金沢まで特急電車移動に(3時間・・長い・・・)。2015年に北陸新幹線が開通するみたいなんで、それ以降はカナザワ映画祭にもアクセスしやすくなりますね。それまで、カナザワ映画祭が続いてくれていることを祈るのみ。
ギリギリの時間まで、足湯をエンジョイしていた結果、特急電車内は観光客と思しき方々で席は満席。

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さっきまでウキウキで足湯をエンジョイしてた俺は馬鹿か・・計画性・・・

結局1時間ほど、立ちっぱなしのハメにあってしまったものの、なんとか席には座れ、『ゴラク』パスワードを続けながらおとなしく金沢に。

 

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金沢駅は思いのほか、豪華!
現地出身の友人と待ち合わせていたので、ここからは友人に任せっきり。

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とりあえず、焼肉屋に連れて行ってもらったり、『ロッキー・ホラー・ショー』に向けての小道具準備に時間を費やす。

 

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そして、会場である金沢都ホテルに到着!

外見は普通すぎるほど普通・・・
中に入ると、

 

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「本日のご宴会」
これはYAVAY!
ホテル側にはカナザワ映画祭がどういったイベントであるかを認識しているんだろうか?といった疑問がふつふつと湧いてくる。

そして会場の地下二階に降りて行くと・・・
カナザワ映画祭ポスターが貼りまくられている!
上映1時間数十分前にも関わらず列ができている!
そして、古本屋さん(オヨヨ書林という古本屋らしいです)が出店している!
映画パンフがまとめて置かれている!
会場は小さいが、これはアガる!
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この後、『ロッキー・ホラー・ショー』(感想はコチラ)を求めて並んだ列は2列→3列となり、270名収容可能の映画館に400名弱ほどの人が入り込むというにぎわいよう。
通路にまでパンパンに人を入れ込んだ後、悪魔主義者としておなじみの高橋ヨシキさんがビビッドな黄色のジャケットを着て、登場!
会場をひと通りあたためた後、まだノリきれない人が居ることを確認するやいなや
「私財を投げ打って、ビールを買ってきましたー!」の一声。
それに対して観客は
「ゔぉーーーー!」
テンションがどどっとアガる。
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ヨシキさんの置いたビールに群がる観客の絵

映画本編は夢中で、写真を撮っている余裕がなかったので、写真アップは無いのですが、舞台役者としても野次飛ばしとしても、ヨシキさんの八面六臂の活躍が光りっぱなし。ロッキー・ホラー・ショーファンクラブのLIPSの方々も本当に最高だった。われわれ観客もクラッカーを鳴らし、紙吹雪を散らし、踊り、映画を楽しむ。こりゃ、全員にbigup!

ロッキー・ホラー・ショー』を観終え、満足感たっぷり、余韻に浸りながらホテルを探していると、なんとどこも満室・・・
ここは石川県ではないのか?!こんなに人がいるのか?!という気持ちでふらふらしていると、iPhoneの紛失が発覚・・・
同行者のiPhoneを借り、友人宛にTwitterから連絡をとってようやく、iPhoneの無事を確認でき、ホテルも見つかったので、なんとか事無きを得たものの、知らない土地で誰の連絡先もわからず、泊まる場所も不確定ってのは焦った・・・“電話帳”とは別に連絡先メモを持ち歩くべき、計画的に行動すべきだなあと(人生何度目かわからない)反省。

2日目は、昼からの始動。
金沢駅前の割烹 大名茶屋で昼飯を食す。
金沢名物らしい治部煮がとても旨かった。
治部煮とは、鴨肉(もしくは鶏肉)をそぎ切りにして小麦粉をまぶし、だし汁に醤油、砂糖、みりん、酒をあわせたもので鴨肉、麩(金沢特産の「すだれ麩」)、しいたけ、青菜(せりなど)を煮てできる料理とのこと。
これがまあ、冷えた日本酒によく合う。
茶碗蒸し、味噌汁なんかもほんとに美味しかったので、金沢に行かれる方、おすすめです。

その後は、医師で格闘家でもあるという清川隆監督の初長編『ハッピーアイランド』を鑑賞。感想はコチラへ。
席は8〜9割ほど埋まっていて、これがカナザワの力か〜と痛感しました。映画監督デビューでこんなにお客さんが集まったら嬉しいだろうな。
内容はなかなかえげつないホラーで、2人のお客さんが途中退席、1人のお客さんが体調不良で救護室に向かうというイカれ具合。メインキャラクターの変態は『冷たい熱帯魚』のでんでんがお遊戯に見えてしまうくらいの殺人マシーン。(完全なるフィクションなんで当たり前っちゃ当たり前なんですが)

次の鑑賞までの時間が微妙に空いていたので、金沢21世紀美術館、兼六園をぷらぷらと回って、なめる程度ながら観光も楽しむ。
21世紀美術館はオープンな感じがとても良かった。
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兼六園の入り口で見かけたイルな看板。
全国の石浦性が集結するそうです。

そして、待ちに待った『ティングラー』(詳しい感想はコチラへ)の上映。
事前の宣伝の効果もあってか、これもロッキー・ホラー・ショーばりの客入りっぷり。
入場時間は40分くらい押したんじゃないかな。(これ以外の上映もほぼ全てが押していた)その間、入場時間の押しによる開場待ちの観客のイライラをまぎらわすために、おっぱいの谷間を強調したナースが徘徊し「記念撮影はいいですか〜?」と言ってくれるんだけど、悪い方向にナードな我々は声をかけることが出来ず、横から盗み撮りをするのみ・・・

本命の『ティングラー』はトラッシュなノリについていけられるかどうかが、肝となる作品。僕の場合は・・・

今回、初めてだったので、例年がどうなのかはわからないんですが、チケット購入→並んで待つという入場システムは、運営側も整列に人を使わなくてはいけないし、客側もまともな席で観ようと思うと遅くとも1時間前には並びはじめないといけないし、win-winならぬlose-loseなシステムだと思うので、東京の映画館のほとんどが採用している整理番号システムに移行してもらえるととても助かる。並んで待ってるところは空調がほとんど効いて無くて、しんどかった。
整理番号システムになれば、待ち時間は最小に抑えられるから、もっと金沢を回れて、お金を落とすこともできるだろうに。お金を落とすことがはっきりとわかれば、運営側も政治的な交渉を優位に進められる可能性も高まるだろうに。そこだけが残念・・・
ただ、あんなホットな映画を国内で流してくれる映画祭は、まず無いし、運営の方々にはbigup!という気持ちでいっぱいです。
傍目から見ていると、年々規模が縮小していっているような気がしないこともないのですが、どうか来年、再来年と続いていきますように!

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